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やんばる学びの森の遊び方


by atabii
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バナナもらいました

はいさい!

本日はものすごく寒い!
そのため、職員の服装が一斉に厚着になりました(>_<)

さてさて
先日(12/11)、当施設がいつもお世話になっているT氏から、バナナを譲り受けました~

バナナもらいました_f0121321_14122467.jpg

バナナもらいました_f0121321_143875.jpg


実ではございません(笑)

(ちなみに、写真2枚目の後ろに写っている大きな緑色の実はパパイヤです。沖縄ではこの緑色の状態で炒め物にして食べるのが一般的です。)


計5本。
レストラン裏にある畑に植えました~
バナナの種類は2種類。
写真2枚目の職員の左側に写っている4本は「島バナナ」
右側に写っている膝丈ぐらいの小さなものは「三尺バナナ」です。

来年、実がたくさんつきましたら、宿泊して下さる方にお配りすることがあるかも!?
非常に楽しみでございます(^^)


ここで少々バナナを含む「芭蕉(バショウ」のお話を。(※長くなります)

沖縄では、大きく「実芭蕉」「糸芭蕉」「花芭蕉」の3つに分けられます。
(※見た目はどれもバナナの木に見えます)

実芭蕉は、食用としてのバナナが実り
糸芭蕉は、茎からとれる繊維が「芭蕉布」に利用され
花芭蕉は、観賞用に庭等に植えられる

全てバショウ科の多年草(木ではないんですよ!)のことですが、
沖縄に現存するこれらの芭蕉(バショウ科)は、
全て東南アジアを中心に入ってきたと考えられております。

実芭蕉には主に、「島バナナ」が庭に植えられているのをよく見ます。
糸芭蕉は、「リュウキュウバショウ」が使われ、芭蕉布は現在、大宜味村の喜如嘉が沖縄では唯一の産地で、国の重要無形文化財に指定されております(1974年)。
花芭蕉は、「ビジンショウ」などの赤くて美しい花をつけるものが好まれて植えられています。

今回は、全てをお話しすると大っっっ変長くなりますので、「実芭蕉:バナナ」についてほんの少しだけ(・・・のつもりです)。

まずは、今回4本植えた「島バナナ」です。
「島バナナ」は小笠原から移入してきた「オガサワラバナナ」という品種だそうです(1888年に来たらしい)。さらにいうと、小笠原の「オガサワラバナナ」は、マレー半島からきたものらしいです(ややこしい!)。
バナナの実自体は、よくスーパーで見かけるフィリピン産のバナナの半分ぐらいの大きさで、食感はもっちりしていて、完熟したものは大変甘くておいしいです。
ただし、台風などの強風に弱く、風がよく通る所ではすぐに倒れてしまうのと、萎凋病に弱い、等という理由の為、生産性が低く、沖縄以外ではほとんど流通しておりません(沖縄では夏~秋にスーパーなどでよく見ます)。

つづいて、1本だけ植えた「三尺バナナ」については、
名前の通り三尺(一尺=約30cm)程の大きさにしか高くなりません。
原産国は台湾で、1903年に入ってきたらしいです。
実の大きさは、島バナナより少し大きいぐらいで、味はフィリピン産バナナに近いとか(残念ながら筆者はまだ食べておりません(´;ω;`))。
こちらは、沖縄でもほとんど出回っておりませんので、食べたことがない人の方が多いかも?
来年の収穫がさらに楽しみになりましたね(笑)

余談ですが、センナリバナナという小さい実がたくさんなる観賞用のバナナもあったりします。
最後に・・・
車を走らせていて、バナナっぽい木(正確には多年草ですので草です)を見つけましたら、
とりあえず「あれは(芭蕉)バショウだよ」っと言っておきましょう(笑)

長文にもかかわらず、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
久しぶりのブログ更新に付き、気合が入ってしまいました(笑)

では!
次回もお楽しみに~(^^)/


さいとう

※バナナに関する資料が手元にあまりにも少なく、インターネットから集めた情報が多いので、誤った標記があるかもしれません。ご了承くださいm(_ _)m
by atabii | 2016-12-15 17:03 | 施設案内